また最初から説明している

何工程もある作業をAIに頼むとき、毎回こう書いていませんか。このファイルを読んで、次にこれを読んで、その内容を元にこう作って、最後にここを確かめて。長い指示を貼り直して、途中で抜けた工程に気づいて足して、を頼むたびにやっていると、それだけで疲れるんですよね。

しかも会話を続けていると、AIの頭の容量があふれてきます。この容量はコンテキストウィンドウと呼ばれていて、一度に覚えていられる量のことです。長い指示を何度も貼るほど、そこが埋まって、前に言ったことを忘れ始める。

長いプロンプトを、パッケージにして置いておく

スキルは、何工程もある手順をパッケージにして置いておき、要る時だけ呼び出す物です。

普段AIが見ているのは、スキルの名前と短い説明だけです。頼まれた内容がその説明と合ったときに、はじめて中身を開いて手順どおりに動く。だから、中身がどれだけ長くても、使うまでは頭の容量をほとんど食わないし、毎回一から説明する必要もなくなります。

左は、毎回ぜんぶ貼る長い指示。右がスキルで、普段は閉じた引き出しの名札だけが見えていて、要る時だけ開かれる
左は、毎回ぜんぶ貼る長い指示。右がスキルで、普段は閉じた引き出しの名札だけが見えていて、要る時だけ開かれる

たとえば、こういう流れを1つのスキルにしておくとします。

  1. 伸びている投稿を1本持ってくる
  2. 投稿の型をまとめたファイルを読む
  3. 自分のナレッジを読む
  4. ナレッジを元に、型に沿った投稿を作る

スキルにする前は、この4つを毎回説明していました。スキルにした後は「投稿を作って」の一言で、1から最後まで全部やってくれます。

手順の缶詰は、人に渡せる

スキルは中身が文章のファイルなので、人に渡せます。人に教えられるくらい使いこなせるようになると、AIの導入を手伝う仕事で、その人の作業に合ったスキルを作って入れてあげる、自分の便利なスキルを渡して導入する、という案件にもなります。実際、作ったスキルをnoteやBrainで売っている人もいるくらいで、ちゃんと商品になる価値があるんですよ。

ここだけ覚える

スキルは、自分の手順の缶詰です。一度ちゃんと詰めれば、次からは開けるだけで、人にも渡せます。

終わったら、ここが言えるか確かめる