怖さの正体は、名前が無いこと
何が起きるか分からないから怖い、が正体だと思っていて。先に言ってしまうと、エージェントの事故はお金・消える・暴走の3つしかありません。このコースは1つずつ、1STEPで対策して終わりです。
先にもう1つ。僕は1年以上エージェントに任せて暮らしていますが、この3つの事故で困ったことは、いままで特にないです。モデルもどんどん良くなっているので、この手の事故は減っていく方向だと思ってます。ビビって触らないのが、いちばんもったいない。対策は、脅しではなくシートベルトの話として読んでください。
お金は、まず自動チャージを切る
気づかないうちに増える設定さえ切れば、請求が青天井になることはありません。
危ないのは残高が減ること自体ではなくて、減ったら自動で買い足す設定が、こちらの見ていないところで回ることです。なので設定は1つだけ。残高の自動チャージをオフにする。
Codex入門・Claude Code入門のどちらかをやった人は、あのとき見たやつです。切ってあればもう済んでいて、まだの人は設定を開いて、オフになっているかを確かめるだけです。

オフにしておけば、残高が尽きた時点でただ止まります。
もう1つの入り口が、API キー
エージェントを使っていると、そのうち「API キー」という言葉に出会います。AI の会社が発行する長い英数字の文字列で、自分で作ったツールやほかのアプリから AI を呼び出す時に、自分のアカウントで使います、と名乗るための合鍵みたいなものです。このコースでは使い方までは扱わないので、名前と、何が危ないかだけ持って帰ってください。
API キーは、使えば使うほどお金がかかる鍵です。
ChatGPT や Claude の月額プランとは別に、使った分だけ請求が来る形になっていることが多くて、しかも鍵を持っている人なら誰でもその分を使えてしまう。なので、流出すると、知らない誰かに自分のお金で AI を使われて、請求だけがこちらに来ます。API の請求は、月額プランとは別の画面です。ChatGPT なら platform.openai.com、Claude なら Console の請求の画面で、こちらにも自動チャージがあります。鍵を作ったら、その画面でも自動チャージを切るか、月の上限を決めておけば、漏れてもそこで止まります。
鍵は、決まった場所にしまって外に出さない
- 鍵は、.env のような秘密の値だけを入れる専用のファイルにしまう。コードや普通のメモに直接書かない
- そのファイルは公開しない。GitHub などに上げる時は、上げないファイルの一覧(.gitignore)に .env を入れておく
- チャット、スクショ、人に配るファイルに、鍵をそのまま貼らない
- 新しいプロジェクトを立てる時は、作り始める前に鍵の置き場を決めておく
- 漏れたかもと思ったら、鍵を発行した画面ですぐ無効にして、新しい鍵を作り直す
置き場づくりは、エージェントに任せて大丈夫です。新しいプロジェクトを始めた日か、鍵を使い始めた時に、これを1回送っておいてください。
このプロジェクトで、API キーやパスワードのような秘密の値がどこに書かれているか調べてください。値そのものは画面に出さず、ファイルの名前と場所だけ教えてください。秘密の値がコードや設定ファイルに直接書かれていたら、.env というファイルにまとめて、コードからはそこを読む形に直してください。秘密の値が1つも無ければ、これから使う時のために .env の置き場だけ用意してください。どちらの場合も、.env が .gitignore に入っているか確かめて、入っていなければ足してください。書き換える前には、何をどう変えるかを伝えて、私の確認を取ってください。最後に、私が自分の手でやるべきこと(鍵の作り直しなど)があれば箇条書きにしてください。
補足 作業フォルダを開いたエージェント(Codex や Claude Code)に貼ってください。